憧れの人になっちゃだめだ
生まれてから一度も憧れた経験がないという人は果たしているだろうか。
かくいう私も今まで幾度となく様々な人に憧れ、尊敬し、彼らの見る世界はどのように写っているのだろうかと想像を巡らした。
中村俊輔、中田英寿、堀江貴文、藤田晋、坂本龍馬、いくらあげてもキリがない。。
今でもそうした思考に耽る癖は健在だ。
だが、一つ思うことがある。
尊敬する人や憧れる人になりたいと思うのはお門違いであると。
そもそも我々は憧れや尊敬の上に、
崇拝、信仰といった宗教性が個別に潜んでいることを注視せねばならない。
アイドルというのも完全にある種の宗教文化であろう。ファンは人の普通とは違う才能や美しさに恍惚とし、カリスマやスターに仕向け、物象化する。
そうなってはもう手遅れだ。
あくまでも尊敬するひとなどは憧れの範疇に止めておくべきである。
今一度考えてみてほしい。人生の主役は誰か。この物語の主人公は一体誰なのか。
間違っても他人の人生を生きないためにも憧れや尊敬は参考程度に収め、自身の成長、魅力、哲学に還元したいものである。
生き方について考え直す機会を与えてくれる参考図書を二冊ほど上げておく。
それではまた。。
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